kirin87 MEMO

読書記録 の めも用紙

【ランナー】

ランナー/あさのあつこ

 

 

 

 

 

爽やかさや、美しさだけじゃなくて
ドロドロした暗さとか影が
しっかりと書かれているから
そのぶん
走っているときの主人公の姿が
とっても美しいものとして
イメージできた。
主人公は家庭のことでも悩みや葛藤を
抱えてる。
でも
走っている瞬間は
それらのものから解き放たれてた。


ただ走る。
そのことで心が身体が
バランスを取り戻していく感じ、

わかるなー。

 

走ることに条件はない。ただ、肉体と大地があれば事足りる。

この肉体、この大地、それだけで全てが満たされるのだ。単純で底知れない快感が、大地から湧き上がり、肉体を抱擁する。走るとはそういうものだ。

 


主人公のセリフ。

 

こんなセリフが出てくるなんて。

 

たしかに、走っているとこんな気分になることがある。

なんで知っているのだろう。


あさのあつこさんって
どんな人なんだろう。
彼女もランナーなのかしら。